【金田】アニメ映画音楽の歴史に残る斬新『AKIRA』
いわずとしれた『AKIRA』。
映画の冒頭のバイクシーンでかかるの曲が【金田】です。これってがアニソン?と疑問を呈する人がいるかもしれませんが。歌詞がしっかりありますので、ウチのサイトではアニソンってことで。
それにしてもこの曲というかAKIRAの音楽全体が斬新でしたね。いやもうたまげた。
作品の雰囲気は当時のサイバーパンク要素。でもあらためて観るとかなりスピリチュアル的なんだよね。超能力とかってのでカムフラージュされてますけど。
大友克洋がこれを聴いて依頼したっていうアルバム「輪廻交響楽」とかモロですからね。
発売された8cmシングル【AKIRAのテーマ】だと「クラウンとの闘い」もミックスされてます。この部分もすごいいいよね。
バリ島の音楽とねぷた。よくこんな組み合わせが出来たもんだ。
実際、映画AKIRAの凄さって、圧倒的作画枚数もあるけど、半分は芸能山城組の音楽ですよね。
●主題歌DATA
『金田』
作詞・作曲・指揮:山城祥二
演奏:芸能山城組
●劇場アニメ『AKIRA』DATA
1988年7月16日公開
原作・監督:大友克洋
アニメーション制作:東京ムービー新社
【はじまりのセツナ】オレらには決して手の届かない理想郷がそこにある!『明日ちゃんのセーラー服』オープニング曲
©博/集英社・「明日ちゃんのセーラー服」製作委員会
この年代の女の子の美しさってのをひたすら表現していく作品。
それはこのオープニング曲も。
ただただ女の子たちが可愛いというか、美少女というアート。
絵だけじゃなくて心の美しさというか素直でまっすぐさがあり得ないレベル。ある種ファンタジーレベルで現実にはない。そしてこの舞台はオレらには決して手の届かない女子校、そして家庭。
まさに理想郷ですよ。
こういう子が自分の娘だったらなー感が半端ない!
サビスタートで間奏、そして
「もっと知りたい」♪
のところがすごく良くて、ここが実質サビといってもいいのでは、ってくらい。
明日小路(あけび こみち)が手を引っ張ってるのは誰なのか?
これはもう1年3組みんなが当てはまるんだよね。小路だけがセーラー服でほかは全員ブレザーだから。この辺がほんと上手い。
そして感じるところは人それぞれなんでどことは言わんけど、日本のアニメーション技術っていうのはまったくもうとんでもないな!世界に誇るHENTAI文化だぜ!
よくぞ原作のフェチさをここまで忠実かつアニメ表現に落とし込んだな、っていうのが感動で胸が震える!!!
この原作が普通の商業誌のマンガじゃあり得ない表現なんだよね。
同人誌だったらこういうのあったと思うけど、ウェブサイトでの掲載だから許されたんだろうっていう画面の使い方なんだよね。作者が思いのママ描いたっていうのが伝わってくる。マンガは自由だぜ!最高だぜ!
公式がフルMVを出してくれたので貼っときます。実に尊いのぉ。
●主題歌DATA
オープニング曲
『はじまりのセツナ』
歌:蠟梅学園中等部1年3組
(アニプレックス)
作詞・作曲・編曲:杉山勝彦
主題歌協力:岡村 弦
オープニングアニメーション
絵コンテ・演出:黒木美幸
作画監督:河野恵美、川上大志
原画:末田晃大、錦織敦史、岡田直樹、おだし、山口 智、米澤彩織、辻 雅俊、藤田春香、鈴木 大、植田華菜子、きーくん、植村 淳、中村章子
動画検査:中村未奈美
動画:CloverWorks 中村未奈美、植松 凜、野田紗於里
但 伊 楊
HYBRID LABO、MSJ武蔵野制作所
色指定・検査:原 恭子
ペイント:CloverWorks、ライデンフィルム仕上げ部、studioぱれっと、MSJ武蔵野制作所
背景:CloverWorks 美術ルーム 臼井みなみ、幸喜あすか、宮沢絵梨香、 守安靖尚、平澤真紀子、薄井久代
3DCG:カプセル 宮原洋平、白石あかり
撮影:MADBOX 川下裕樹、酒井淳子、中野美佳
文字デザイン・アニメーション:山口 駿
2Dデザイン・特殊効果:カプセル
編集:齋藤朱里(三嶋編集室)
OP制作進行:中尾風大
●テレビアニメ『明日ちゃんのセーラー服』DATA
2022年1月~
アニメーション制作:CloverWorks
【ここから、ここから】前向きに泣ける傑作ソング『宇宙よりも遠い場所』エンディング曲
よりもいはオープニングも素晴らしいがエンディング曲もそれに輪をかけて素晴らしい。いやもうまじ傑作。
回を追うごとに、曲がかかるとパブロフの犬のごとく涙腺が。。。
この曲とオープニング曲って、ほとんど同じようなトーンというか温度感湿度感というかなんですよね。曲の作者も歌い手も違うのに。
そして泣ける。いやもうマジ泣ける。
なんだろうね、この前向きに泣けるっていうのは。
バックはギターがギャーギャー鳴ってるしドラミングは激しいし。よく聴くと実は割とけたたましい曲なんだよね。
でもそっちの演奏は音量控えめにして、シンセの淡い雪のような透き通った音を乗せ、そこへ綺麗なコーラス。そしてそして、高校生らしさを出す演技で歌うボーカルが相まっての絶妙なバランス。
歌詞も実にいいよね。
「汚れた」っていういまの状況
「真ん丸」なのは魂
「ビー玉」は平凡とか普通さ
ほどよい等身大の頑張り具合というか。それがなんともいえんチカラ加減で琴線をつついてくるのであるよ。
●主題歌DATA
エンディング曲
『ここから、ここから』
作詞・作曲:ヒゲドライバー
編曲:ヒゲドライVAN
歌:玉木マリ(CV:水瀬いのり)、小淵沢報瀬(CV:花澤香菜)、三宅日向(CV:井口裕香)、白石結月(CV:早見沙織)
(KADOKAWA)
エンディングアニメーション
ホッチカズヒロ
作画監督:吉松孝博
原画:半澤 淳、杉山友美
●テレビアニメ『宇宙よりも遠い場所』DATA
2018年2月~3月
アニメーション制作:マッドハウス
【The Girls Are Alright!】絶妙に心地のよい元気さ『宇宙よりも遠い場所』OP曲
よりもいである。
ある程度のアニメ好きならばいまさらいうまでもない傑作。
オープニング曲とエンディング曲も素晴らしい、ということでまずはオープニング曲の【The Girls Are Alright!】から。
曲は最初のドラムにストリングスが入る前奏。意外とこういうストレートに元気よく始まる曲は少ないんじゃないかという印象。
Aメロでちょっとだけトーンを落とすんだけど、基本この曲はずっと前向きなんだよね。憂うところがない。
それが、とてもいいな、と。本編も主人公のマリはずっとそういう調子だよね。それなりに悩んでたからの南極行きの決心なんだけど、暗くはない。
友人関係とか4人それぞれあるんだけど、じめっとはしてなくて、かといってドライでもない。熱すぎるということはなく寒すぎることもない。適温適湿な感じとでも言おうか。
とても安心して見れるんだよね。
4人それぞれいろいろあるんだけど、実にみんないい子で、こんないい子ばっかでいいかなって思っちゃう。それがこのオープニング曲によく出てる。
↓これは曲じゃなくてアニメのPVね。
そしてなんといってもオープニング映像が素晴らしいんだよね。
マリを映してる画面がひっくり返ってのタイトル。
観測隊の制服で4人でなにかを書いてるところ。この映像は新鮮。すごいキラキラしてるのが素晴らしい。
そして南極観測船以降のエピソード集的なところ。こういう使い方をしてワクワクする感じになってるオープニングってこれもありそうであんまりないよね。この部分がPV的な役割で、このアニメかなり楽しいのではないかね、っていうことを予感させる。
作画ももちろん最高レベルだし、4人の性格も特徴出てて面白いし、何回でもリピートできる。
ほんと傑作ですわ。
●主題歌DATA
オープニング曲
『The Girls Are Alright!』
作詞・作編曲:ミト(クラムボン)
歌:saya
(KADOKAWA)
オープニングアニメーション
絵コンテ・演出:いすづかあつこ
作画監督:吉松孝博
原画:関口 淳、新川信正、小山知洋、一ノ瀬結梨、渡部弘子、荒木 裕、向川原 憲、清水健一
●テレビアニメ『宇宙よりも遠い場所』DATA
2018年2月~3月
アニメーション制作:マッドハウス
【猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」】ももクロの壮大なる全力臨界点『モーレツ宇宙海賊』OP曲
© 2011 笹本祐一/朝日新聞出版・モーレツ宇宙海賊製作委員会
このアニメのオープニングが流れたとき、オレはまだももクロを知らなかったんだよね。
な、なんじゃこの曲は!このハチャメチャなパワーは!!!
唖然とさせられ、ももクロの存在を知る。アイドルグループが歌ってたんかよ!
そしてデビュー以前からのももクロを一通りどっぷり後追いすることになる。
そしてわかったのは、若い女の子の一生懸命なパフォーマンスがだんだんレベル上がってきて、技術と娯楽性の臨界点に達したのがこの曲だったんだってこと。
ももクロは常にずっと全力で歌って踊って元気で弾けてっていうのをやってて、それをどう形容すれば適切なのか、っていうことのひとつ答えが「猛烈」だと思うですよ。
もっというと「猛烈」というものの中に古の「オー、モーレツ!」の文脈がちょっとだけ入ってる感じね。
ももクロの曲はいろいろてんこ盛りなのがほかにもあるんですけど、この曲は宇宙スケールの壮大さというか大げさというかもちろんいい意味でのバカさ加減というかが、最高レベルですね。タイトルも歴代最高に大げさですしね。
そしてももクロのパワーがあまりに強すぎてアニメのオープニングとしてみたときに、映像も頑張ってはいるんだけど、曲の方が激烈!炸裂!強烈!破裂!爆裂!すぎるという。。。
それで、このアニメの作品タイトルって、いかにもキワモノな印象を受けるんですけど、中身はいたって健全。サービスカットとかほぼないですからね。真面目にスペースオペラ。いい意味で期待を裏切ってくれます。
そういう点で、ももクロとの親和性が高いかもしれないですな。
●主題歌DATA
オープニング曲
『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』
作詞・作曲・編曲:前山田健一
歌:ももいろクローバーZ(スターチャイルドレコード)
オープニングアニメーション
絵コンテ・演出:佐藤竜雄
作画監督:竹内浩志
原画:井上英紀、塩川貴史、吉川美貴、大河内 忍、坂本俊太、山本真理子、寺尾憲治、今西 亨、山下英美、谷口明弘、舘崎 大、小谷杏子
●テレビアニメ『モーレツ宇宙海賊』DATA
2012年1月~6月
アニメーション制作:サテライト
【Door】キャラソン挿入歌だからこその感動がそこにある『Re:ゼロから始める異世界生活(2nd season)』挿入歌
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
Re:ゼロからもう1曲。
エミリアたんの優しさと柔らかさと強さと脆さみたいなもんがこの一曲に。
特に変わったことはなにもしてない王道なキャラクターソングって感じですが、とてもとても良い出来。素晴らしい。
この曲がかかるシークエンスがまたいいんだよね。これ以上は言いませんけどね。
●主題歌DATA
挿入歌
『Door』(第40話)
作詞・作曲・編曲:ヒゲドライバー
歌:エミリア(高橋李依)
(KADOKAWA)
●テレビアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(2nd season)』DATA
2020年7月~9月、2021年1月~3月
アニメーション制作:WHITE FOX
【Believe in you】決意したヒロインの心情を唄う『Re:ゼロから始める異世界生活(2nd season)』後半クールED
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
2期後半クールのエンディングは
静かなAメロ。ここは辛い心情がよく出てますよね。
短い間奏に被りながらのBメロ。
このアレンジで気持ちが盛り上がってきます。
一呼吸「強く」♪が入ってからの
サビ。
そしてサビの後のCメロ。
この曲はサビへ行くまでの構成がいいよね。実にいい。
やっぱエミリアたんは良いよなぁ。
そして2番のサビ終わると短い間奏ですぐDメロ。
ここで溜めて溜めて、
アクセントになる「行こう」♪
そしてサビ、Cメロ。
ここのCメロは1番だとおとなしく終わるんでテレビサイズだと流れないんだけど、大サビ後の締めはもうひとつプラスされるんですよ。
これが、これが実に素晴らしい。
ぜひフルでも聴いてください。
●主題歌DATA
エンディング曲
『Believe in you』(第42、43~47、49話)
作詞:川田まみ
作曲:中沢伴行
編曲:中沢伴行、尾崎武士
歌:nonoc
(KADOKAWA)
エンディングアニメーション (第45,47話)
絵コンテ・演出:佐久間貴史(st.シルバー)
作画監督:坂井久太
原画:山本由美子、鳥居貴史、奥田泰弘(st.シルバー)
動画検査:西川莉央
色指定・仕上検査:坂本いづみ
動画協力:DRMOVIE
撮影・3DCG・編集:大城丈宗(Production I.G)
●テレビアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(2nd season)』DATA
2020年7月~9月、2021年1月~3月
アニメーション制作:WHITE FOX
【STYX HELIX】緊迫系クール『Re:ゼロから始める異世界生活』第1期ED1
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
ものすごい緊張感で観る者を引っ張っていく。
それはこの曲が一役かっているというか、かなりこの曲のせいともいえるんだけど。
悲しみとか絶望的なサスペンスの中にある相手への強い想いって感じがいいんだよね。
オレは新編集版しかみてないなけど、本編からエンディングに入っていく使い方もいいしね。めっちゃクール。
全編どこ見てもテレビで毎週やるアニメのクオリティじゃないしねこれ。
●主題歌DATA
エンディング曲
『STYX HELIX』
歌・作詞・作編曲:MYTH & ROID
(KADOKAWA)
エンディングアニメーション (5話)
絵コンテ・演出・作画監督:小柳達也
総作画監督:坂井久太
原画:小柳達也、世良コータ、豆塚あす香、須川康太、青木 悠、蛯名秀和
色指定・検査:田中千春
ビジュアルエフェクト:峰岸健太郎
●テレビアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』DATA
2016年4月~9月(新編集版:2020年1月~4月)アニメーション制作:WHITE FOX
『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』本気でやり直したからこそ!【風と行く道】大原ゆい子
©理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生」製作委員会
第2クールのエンディングは曲につけられた映像がさらに見事。
ルーデウスというか無職氏の心象風景が、窓を開けて、パッと明るくなる。ここからが超いいんですわ。作画も最高ですよ。
そしてこれを何回も観ればみるほど味が出るというか。。。
いうことないですね。
今後も超期待ですわ。
追記:
第2クール最終話まで見てあらためて感じるに、
【風と行く道】は、やっぱこれ無職氏の歌だよなぁ。心に沁みるぜ。しみじみ。
この作品は、無職氏が前世で出来なかった「やりたいこと」をやり直してスカっとするのではなく、得られなかった「成長」をする物語なんだよ。
●主題歌DATA
エンディング曲
『風と行く道』(12~話)
作詞・作曲:大原ゆい子
編曲:吉田 穣
歌:大原ゆい子
(TOHO animation RECORDS)
エンディングアニメーション
(12~16、18~話)
絵コンテ・演出:竹下良平
作画監督:髙橋瑞紀
原画:内山玄基、川崎愛香、榊原大河、佐藤利幸、須川康太、中小路佳毅、二宮奈那子、藤本航己、松隈勇樹
第二原画:町野倫
動画検査:古藤菜摘
動画:町野倫大、フクロウp、中井 杏、今井香里、林 昂汰、FAI
色指定・仕上げ検査:土居真紀子
仕上げ:井上 聡、FAI
背景:三宅昌和
3Dワークス:アイラ・ラボラトリ
撮影・編集:sankaku△
制作進行:岡本龍祐
●テレビアニメ『無職転生~異世界行ったら本気だす~』第2クールDATA
2021年10月~12月
アニメーション制作:STUDIO BIND
【恐山ル・ヴォワール】ファン作曲のボカロ曲が再アニメ化で挿入歌に!『SHAMAN KING』
長編漫画での過去編っていうのは、主人公の動機づけの謎や人間関係の秘密が明かされるために、屈指の人気エピソードになってしまうことがある。
『シャーマンキング』における「恐山ル・ヴォワール」もそれ。
そもそもエモいエピソードだったのに加え、このボカロ曲の登場で完全に伝説化したよね。
その辺の経緯についてはこのまとめや動画で紹介されているので、知らない人は見といてください。
この曲は、ほんと、詩がいいよね。マンガの作中の詩というか手紙なんだけど、よく長期連載中にこれを書けたよな。
それにメロディをつけたっていうことは、今日日少なくなったらしい詩先ですわ。これも素晴らしい。そしてアレンジも、お話にぴったりだよね。
そして今回の再アニメ化はストーリー完結までやるってことで、もちろん「恐山ル・ヴォワール」もやる。となると恐山アンナの【恐山ル・ヴォワール】が流れるのか?!というのをみんな期待した。
そして、やってくれましたねぇ。これは感涙ですわ。
Amazon.co.jp: SHAMAN KINGを観る | Prime Video
アニメーションとしては全体的に20年前くらいの感じなんですけど、なんにせよよくやってくれた!
●主題歌DATA
挿入歌
『恐山ル・ヴォワール』林原めぐみ
作詞:武井宏之
作曲・編曲:かぴたろう
●テレビアニメ『SHAMAN KING』DATA
2021年4月~
アニメーション制作:ブリッジ
【Space Lion】グレート・スピリットを信じられなかった哀れな魂に捧ぐ『カウボーイビバップ』第13話ED
カウボーイビバップの楽曲の中で、【Tank!】が顔なのは当然として、その次に好きな曲というと、メインのエンディング曲である【THE REAL FOLK BLUES】か、この【SPACE LION】、どっちか迷うレベルなんですよね。
ややリスナーを選ぶ曲だと思うのですけど、2020年のシートベルツのリモートセッションでもこの曲が選ばれてますので、やっぱり人気曲なのは間違いない。
なんせ、12話13話の前後編はこの曲がメインテーマ状態。本編を観て聴いてください。
酒場での【Goodnight Julia】 はメロディが同じ。これが前編でかかって、後編では、オルゴールバージョンの【Space Lion】、そしてラストに本家【Space Lion】
どのアレンジもすごく良いですよね。ほんとこのメロディは素晴らしいとしかいいようがない。
ということでアニメ本編観てからこっちの動画をどうぞ。
曲の前半は、【Goodnight Julia】 とほぼ同じ。違いといえば、アレンジでシンセが入っててスペーシー。【Goodnight Julia】は思いっきり哀愁感なんですけど、【Space Lion】ではリラックスして意識が拡張される感じ。癒やされる。真夜中に聴きたい。
中盤から太鼓が入ってきて、ここからが【Space Lion】の真髄ともいえる民族音楽調に。さらにコーラスで民族音楽度が上がる。
そしてメインボーカルがきます。なんとメインエンディング曲【THE REAL FOLK BLUES】歌唱の山根麻衣やったんですね。これは盲点でしたわ。そいでもってこの動画の山根麻衣はかなりラフィング・ブルですね。
この人がラフィング・ブルね。
©1998 SUNRISE INC.
それを言い出すとこの動画の出演者の大半がそうなんですけど。
いやもう民族音楽好きには堪えられません。グレート・スピリット感ここに極まれりですわ。
●主題歌DATA
エンディング曲
『Space Lion』(第13話)
作曲:菅野よう子
演奏:シートベルツ
●テレビアニメ『カウボーイビバップ』DATA
1998年4月~6月
アニメーション制作:サンライズ
?
【Tank!】アニメの主題歌がこんなにカッコ良くていいのか!『カウボーイビバップ』OP曲
とにかくめちゃくちゃ曲が良い。そして演奏が神。映像もスタイリッシュ!
そのうち取り上げようと思ってた曲のひとつでして、今回はNetflix実写版公開ということで。そっちについてはなんかウワサではあ……。
さて、このアニメ作品は「ルパン三世」に似てるとか影響というか比較というかを、言われてきてます。
監督は探偵物語に近いと言ってたそうですけど。
俺としては、「『クラッシャージョウ』を『探偵物語』風にしようとした結果、ルパン三世チックになった」という説を唱えているのだが、どうにも賛同者がいなくてね。
×
=
≒
まぁそんなネタはここら辺りまでにして、本編を観てもらいましょう。
やっぱ、すんげーカッコいい!!!
オープニング映像はレイアウトを割る画面とモノトーン&影、アメコミ調の絵。
主人公がタバコに火を付けるカットから。明らかに子供を相手にしてない。ってか、ボーカル無しのJAZZで英語のマイクパフォーマンスが入るだけで、歌じゃないですからね。
この思い切りがすごい。
ちなみにその英語が何を言ってるのかについてはこちらとかで。
そしてなんと本曲の演奏を担当したシートベルツが2020年にリモートセッション!
ぎゃーっ!!!!なんだよこの圧倒的な上手さは!
もうこの動画を観てもらったら特に語ることはなくなったわね。最高ですわ!
シートベルツの関連動画もぜひ。
とはいえカウボーイビバップの主題歌についてはまだほかに2曲書く予定なので別項にて。
●主題歌DATA
オープニング曲
『Tank!』
作曲:菅野よう子
演奏:シートベルツ
オープニングアニメーション
オープニング原画:そえたかずひろ、小森高博、後藤雅巳、今掛 勇
作画監督:川元利浩、後藤雅巳
演出:渡辺信一郎
コンピュータ処理:レアトリック、チャッピィ
●テレビアニメ『カウボーイビバップ』DATA
1998年4月~6月
アニメーション制作:サンライズ